日本人目覚めよ

category: 歴史・大和魂  

富士山


今日は出口王仁三郎の「月鏡」(昭和5年発行)より「日本人目覚めよ」についてご紹介します。

出口王仁三郎は宗教大本を創始した人物の一人です。
日本宗教史上、とても重要な人物でありますが、すっかり忘れ去られ今では知る人ぞ知る状態になっています。
非常にスケールが大きい人物で、簡単には語り尽くせないものがあります。

大本という宗教団体を知っている人は多くはないと思いますが、現代の宗教の多くはその源流が大本であります。

「日月神示」を降ろした岡本天明も大本の元信者で、出口王仁三郎とは親しい間柄でした。


また合気道も大本と関係があります。
合気道を創始した植芝盛平は大本での武道修行によって神通力を得ました。
武道の分野でも合気道から分派した多くの武道団体があります。

Morihei.gif
植芝盛平(出典:wikipedia)

それを考えると表には出ていなくても、大本と出口王仁三郎の影響は日本人の生活に脈々と浸透し続いているといえます。
(ちなみに私は大本の信者ではありません。)


さて、その「月鏡」の「日本人目覚めよ」にはこう書かれています。
(読みやすくするために一部現代の仮名遣いに直しています)




オイツケンがどう言った、マルクスがこう言ったのと、個々の人々の抱いた思想について、深くこれを究める事は専門家の仕事であって、すべての人間が専門家同様の研究を重ねんとするのは無理である。

普通の吾々等は、各学者の学説を通観しただけで常識的の頭を作らねばならぬ、少なくとも一瞥(いちべつ)しただけでその取捨選択を誤らないだけの常識を持っていなければならぬ。

政治の経過においても政治的歴史から見ても、大抵わかることで西洋諸国には古来幾回かの人種の大移動を繰り返して来た。
前の人種を後の人種が全滅する、優等人種が出てこれに代わり、転滅戦に次ぐに全滅戦をもって今日に至ったので、残虐の継続が今日を築き上げたものとみられる。
そして西洋思想は実にここから生まれている。


地上の草木を知ろうとするなら、まずもってその土地を充分に調べてみなくてはならぬ。
しかるに日本人にして、日本を知らないものがある。
日本に生まれ、日本に育ちながら、日本の歴史、日本人の習慣性等については全くこれを知ろうとさえ努めるもののなき現代である。

日本人の言葉といえば浅薄なもの、西洋人のいう事なれば、必ずそれが真理であるように、早呑み込みするようになってしまっては始末に困る次第である。

日本の刀剣についてさえドイツに聞かなければわからぬなどは沙汰の限りである。

特に今日の青い連中の読物はすべて西洋のもの、語る所もまた西洋のもので、日本は昨日まで未開野蛮国であったのだ、西洋のおかげで文明国になったのだと思っている。
しかもこれらの連中は自他ともに知識階級と称して怪しまない。
こんな事では日本の神国も前途はなはだ寒心の至りである。


まずこの迷信を打破することに努め、日本人には日本固有の真の文明を知悉(ちしつ)せしむる事が刻下の急務である。





出典 : 『月鏡』(出口王仁三郎)



この文章は昭和3年~5年の間に書かれたものですが、内容的には現代の方がより当てはまると思います。
80年以上経っている訳ですが、事態はもっと深刻になっていると感じます。

日本人でありながら日本を知らないというのは自分自身が何者であるかわからないということであると言っても過言ではありません。
それは民族のアイデンティティの喪失であり、国家の人口は多くても舵取りもなされていない流浪の民の集団です。

民衆を導くはずの政治家であっても日本について知らない人が多い様です。

日本語もろくに話せないのに幼年期から英語を習っている幼児が多いと聞きます。
日本語には日本人独自の脳、精神を開発する鍵となる言霊が含まれているため、その時期こそ日本語に触れさせる時間を増やすべきです。
確か故・船井幸雄さんも幼児期から英語を学ばない方が良いということをかつて言っていた記憶があります。

医療についてもしかり、西洋医学だけが正当な医療であると信じて疑わない人ばかりです。
確かに西洋医学にも良い点はたくさんあります。
しかし、人間を魂・気・肉体の混成として身体全体を診てきた東洋医学の叡智は西洋医学以上に深く、また価値があり、人類の健康に寄与するものと私は思います。

病院に行けば治らない人ばかりで溢れ返っています。
西洋医学は目覚ましい発展を遂げてきているのに、病人の数は年々増えています。
病気と闘うというのが西洋医学の思想であり、薬を飲んで症状を抑え込んでしまえばそれで治ったといいます・・・それは正しいのでしょうか?
病気は戦う対象ではなく、癒し浄化していくものと私は思います。

賢い人は既に気付いて行動しています。
多くの人が信じていること、考えていることがすなわち正しいことでも真実でもありません。
自分の頭で考えて、常識やマスコミにとらわれず踊らされず、自分に役立つ情報や知識を取捨選択することです。
自分の身は自分で守らねばなりません。


日本の歴史について学び、日本のこと、日本人のことを考えていくことは信条や価値観を形成する上でとても重要と思います。
ここが生き方のベースとなるのです。

気功のブログのつもりでしたが、なぜか脱線しっぱなしです。
学校教育の歴史の勉強というと用語や年号の暗記ばかりで無味単調なものでしたが、その様な学びとは違います。

また折に触れて書いていきますので、読んで頂ければ感じて頂けるものもあるかと思います。




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2015_04_19

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プロフィール

水野博友

Author:水野博友
気功家・ヒーラー・瞑想家
気功で人の病気や苦しみを癒すヒーラー

愛知県出身、早稲田大学商学部卒。
埼玉県さいたま市浦和区で気功治療院「外気功療法さいたま院」を開業、肉体の病~精神の病まで日夜 気功の施術を行っている。遠隔気功の実績も豊富。
満月時は日本の山に籠り密教修行を行う、また2011年より定期的にインド・ヒマラヤ、インドネシアに渡り様々な聖者の指導を受けて霊性修行に励んでいる。

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