2018年10月 修行後記 ~気功治療家の苦悩~

皆さん、こんにちは。
私は毎月師匠の山の庵で修行をしていますが、修行の目的は一つには霊性を高めることであり、もう一つは1か月の気功治療で被ったあらゆる邪気の浄化です。
治療家は短命と言われますが、それは患者の邪気を受けるからです。
治療家だけではなく、医師もそうですし、マッサージ師もそうです。
およそ人の身体に触れて癒しを行う職業の人は、多かれ少なかれ相手の邪気を受けます。
私の店に訪れるお客様はおそらく他院より重病・重症の方が多いと思います。
私はその方々の気功治療を日々行う中で、お客様の邪気を受けてしまいます。
1日の気功治療が終わった夜、毎日約2時間以上かけて邪気を浄化しますが、それでも残るものがあります。
それを師匠の修行場で浄化するのです。
今回、師匠とお会いして開口一番、「酷いね」「酷く疲れているね。」と言われました。
ご指摘の通りで、私の身体はボロボロで非常にしんどい状態でした。
そういう状態の時は、死の影を身近に感じます。
その様なことを繰り返していますので、どこかいつも虚無感があり、何とか2年先のことまでは考えられても3年先を考えることはできません。
そろそろ博愛社かセレモニーで終活するかと真面目に思います。
私はその様な感覚でこの10年を過ごしています。
修行で邪気を浄化するというのも楽ではありません。
邪気は身体から排出されるのに抵抗するので苦しみます。
頭痛や重だるさ、身体各所の痛み、腹痛などに耐えなければなりません。
邪気が身体に入り込んで私の生命エネルギーを奪いますので、精気がカラカラです。
精気というのは、生まれ持った生命力で、先天の気とも言います。
先天の気は、生後補充できるものではなく、年を取るにつれ段々と少なくなり、無くなってしまえば寿命が尽きると言われています。
私の場合は先天の気は枯渇していても、神気をたくさん取り込める様になっていますので、補充に次ぐ補充で何とか生きているという状態です。
今回の邪気はきつかったので、私は疲労困憊でした。
お客様の中には、他人の悪念(怨念)を受けていたり、家系に伝承される負のエネルギー(因縁)を持っていたりする人がいます。
私は気(エネルギー)の感覚でだいたい判別がつきます。
これらの邪気は特に強烈です。
苦しんでいる本人が自業自得であれば致し方無いところもありますが、中には本人が何も悪くないのに苦しんでいるケースもあります。
そのような人の中には人間性の優れている方もいます。
他所でどうにもならないので、私のところに巡ってきたのでしょう。
そういう方を何とかして助けてあげたいと思って立ち向かいますが、強大な邪気で私はダメージを負ってしまうことが少なくないのです。
負けてたまるかと気持ちを奮い立たせて気功治療に向かいますが、命の瀬戸際に立っている感覚で、一歩間違えばどうなるかわからないと思うことはよくあります。
そのような邪気に接するにつれ、
「なぜこんな惨めで悲しいエネルギーが存在するのだろう。」
「なぜ愛一辺倒で生きられないのだろう。この人間界は辛いな。」
と切なくなります。
シルディ・サイババはなぜ苦虫を嚙み潰した様な、悲し気な表情をしているのでしょうか。
ある人が言いました。
「それは、ババが人の苦しみを取り除いてあげていて、それを感じているからでしょう。ババは慈悲(愛)で人を包んでいるのです。」
それを聞いて、シルディ・サイババと同じではないにせよ、人の苦しみを取ることで苦しんでいるのは自分だけではなかったのだと目が覚める思いがし、気持ちが奮い立ちました。
私は生に執着しない意識で、いつ逝っても覚悟はできているという気持ちで生きています。
ダメかと思ったら武士の様に潔く最期を迎えようと常々考えています。
私の生徒さんやお客様にも同様の考え方の人は少なからずいます。
私はそのような姿勢が霊性の高さの現れの一つであると考えてきました。
しかし、今回瞑想の中で、シルディ・サイババから「どこまでも生き抜くことが大事なのだ」と教えられた気がしました。
これまで2年先までの人生設計しかしてきませんでしたが、今一度100年生きるつもりで人生を組み立て直してみるつもりです。
結果的に、何歳でこの人生に幕を下ろすことになるかはわかりませんが、「ダメなら終わってもいい」という気持ちで生きるのと、「生き抜く」という気持ちで生きるのでは人生に大きな違いが出るに違いありません。
とは言え、今回負ったダメージは甚大で、身体が辛くて「今度ばかりはダメかなぁ」と悲観的に思う場面もありました。
しかし、私の負ったダメージを修復すべく、姉弟子が土曜日の28時(つまり日曜日の午前4時)までヒーリングでケアしてくれました。
「すっきり爽快とさせてあげたかったけど、ゴメンね」
と終わり際に姉弟子が詫びてくれましたが、そこまでしてくれて感謝の言葉もありません。
姉弟子の疲労もピークに達していることはよくわかりました。
姉弟子は日曜日の朝7時に発つ所用があったのですが、私の為にほとんど眠る時間がなくなってしまいました。
確かにスッキリ爽快とまでは行かなかったけれど、お陰様で十分気功治療ができるレベルまで回復しました。
多分、ズタボロになって落ち込んだところから回復する度にスーパーサイヤ人の如く強くなっているのでしょう。
この様に師匠や姉弟子は私が存分に働ける様、また力を最大に伸ばせる様、いつも応援してくれています。
また、多くの見えない神霊も私のために力を与えてくれています。
気功治療の現場では私一人が頑張っているのではなく、多くのサポートを受けながらやっているのです。
回復した癒しの力でまた月曜日から獅子奮迅の働きを見せるつもりです。
日曜日、ゆっくりと休息はありませんが、月曜日から全力で立ち向かわなければならないお客様が待っています。
2018年10月 ご神木プージャのご報告 ~ライオンのプージャ~

皆さん、こんにちは。
成田空港から大宮に向かうシャトルバスの中で、この記事を書いています。
既に日は落ち、日曜の高速道路渋滞でバスはノロノロ運転をしています。
10月27日(土)22時~約40分間恒例のご神木プージャを執り行いました。
今回も非常に多くの方々にご参加いただきありがとうございました。
師匠共々厚くお礼申し上げます。
今回のプージャでは、師匠がライオンのオイルを用いました。
ライオンのオイルとは、ライオンの手首が漬けてあるオイルです。
それは文字通り肉の付いたライオンの手首がオイルに漬かっているのです。
どのような経緯でそれを入手したかをここで明らかにすることはできませんが、その様な物を行に活用している人は他にいないのではないでしょうか。
ライオンの手首や牙はとてもパワフルで魔除けに効力を発揮するのです。
➡ ライオンの牙
3年以上漬け込んだライオンの手首のオイル原液を師匠が1本1本ご神木に塗っていきます。
私の手の平にも1~2滴塗ってくれましたが、手の平から丹田(肚)にグオーンと力強い気が入って来て、肚の邪気がそのまま抜けていきました。
ライオンの手首を漬け込んだだけでこんなに力強いオイルになるのだと随分驚きました。
師匠がその後1本ずつホーマの炎の中にご神木を祈りと共に投げ込んでいきました。
今回のプージャの炎はいつもと感じが異なり、これまでの様に熱気が広がってガンガンに伝わって来るというよりも、炎の密度が高くその中で燃えたぎっている様に感じられました。
上の画像の炎は加工を加えていませんが、何かメタリック的にテカっているのがわかります。
これまで長くプージャの炎の写真を撮ってきましたが、この様な炎が撮れたのは初めてです。
そして、いつものご神木は焼けると細く芯だけ残りグニャーと湾曲していることが多いのですが、今回はあっという間に焼け尽くされ跡形もなくなってしまいました。
この様に、今回は何かこれまでのプージャとは違う感じを受けたものです。
そして、プージャが終わると師匠はこう漏らしました。
「ご神木というのは、只の木片だが1本1本重さが違う。様々な願いがこの中に込められている。中には叫び狂っているものもあり、また嘆きを訴えてくるものもある。」と。
プリーストである師匠は1本1本の思いに向き合いますので、大変な労力であろうと想像します。
私も皆様のご神木を取りまとめして師匠の庵までお持ちするのですが、それだけでも「大変な作業だ」と思うことがよくあります。
しかし、ご神木に込められた願いやネガティブなエネルギーは、プージャの業火で燃やし尽くし、お悩みがなくなる様、また願いが叶う様に取り計らいます。
軽いお願い事は短期で成就することも珍しくありません。
多くの場合は、人生の眼前に横たわる大きな諸問題の解決を願われていますので、一朝一夕にいかないこともあるでしょうが、着実に問題解決や実現に向かっていると私は固く信じています。
以下の内容は先月の記事とほとんど同じですが、初めての方もいらっしゃいますので再掲します。
最近は、Twitterで正確な開始時間を告知しているため、その時間に合わせて瞑想やお祈りをされている人が増えてきている様です。
22時からの開始に合わせて一緒にお祈りをしてくださった方はおそらくシヴァのマントラ(オーム・ナ・マ・シヴァ・ヤ)を唱えていたことと思います。
そして、気に敏感な方は「凄いエネルギーが来ている!」「プージャが終わった頃、身体が軽くなる!」と嬉しいご感想をメールで寄せてくれる人も少なくありません。
プージャのエネルギーを感じることができたら、プージャに参加している実感がより高まるから喜ばしいことではありますが、感じる感じないは気(エネルギー)への感度の個人差があるため気にする必要はありません。
肝心なのは、プージャに参加し共に神仏にご祈願することで、お悩みの問題となっているカルマ(業/因縁/メグリ)のエネルギーが浄化され、願意到達に着実に近づいているということです。
また、今回も参加者の皆様に師匠より特別のギフトを預かりました。
先月のルドラクシャと同じものになりますので、複数になるという方は身近にいる大切な人にプレゼントしたり、または紐を変えたりして身体の違う部位に漬けてみたりするのも良いでしょう。
4つ貯まった人は、小袋に入れてベッドや布団の四隅に置いてみるのもお勧めです。
4つのルドラクシャに囲まれたエネルギーの結界ができて、睡眠中ネガティブなエネルギーから護られます。(睡眠中はエネルギー的にも無防備になりやすいのです)
高いエネルギーの空間で睡眠をとれますので、疲労の回復が早いと実感しています。
また、溜まったルドラクシャで素敵なブレスレットを作成された方もいました。
ギフトとして預かっているのは、下記のルドラクシャのお守りです。
ストラップタイプとネックレスがあります。
実物は多少デザインが異なる場合があります
ルドラクシャとは、インドの聖者や修行者が首から下げているネックレス(ジャパマーラ)の珠のことで、神の雫(しずく)とも言われます。
私も気功治療の際にいつも首から下げていますから、ご存知の方も多いことでしょう。(右のプロフィールの写真をご覧ください)
ルドラクシャは、菩提樹の木の実で、菩提樹といえば仏陀がその木の下で悟りを啓いたことで有名です。
また、ルドラクシャは、水や水晶と並んで気(エネルギー)を蓄えやすい性質があります。
インドの聖者は、瞑想の際にこのルドラクシャのネックレス(=ジャパマーラ)を指でくくってマントラ(真言)を唱える修行をします。
修行を重ねるにつれ、ジャパマーラにマントラのエネルギーが充填され、ジャパマーラは益々強いエネルギーになっていきます。
そのため、聖者の修行レベルを計るには、その人自身とジャパマーラのエネルギーを見れば容易に判定がつく訳です。
ルドラクシャは、色々と種類があり、ランクもピンからキリまでありますが、その価値を決めるのはそこに入っている気(エネルギー)です。
写真のルドラクシャは、師の庵(修行場)で4・5年もの長期間、気(エネルギー)を入れ込んだ非常に価値の高いものです。
通常は、オレンジ色っぽいのですが、これは年期入っているため黒光りしています。
黒光りしているルドラクシャは珍しく、持っている人は稀です。
また、小さなオレンジ色のルドラクシャはブッダ系の寺に伝わって来た物です。
この中には、
龍のエネルギー(願望成就)
天使のエネルギー(喜びをもたらす)
魔除けのエネルギー
が入っています。
龍のエネルギーを入れるために、ルドラクシャを密教で伝わる「龍のオイル」に漬け込みます。
この「龍のオイル」とは、ある特殊な密教技法によって龍のエネルギーが満ち溢れているオイルのことをいいます。
私が「邪気祓い開運堂」で斡旋している邪気祓いオイルより強力で、一般には斡旋していない修行者専用のオイルです。
その「龍のオイル」のエネルギーが入っているため、ルドラクシャのエネルギーも非常に強力です。
悪霊も容易に近づけません。
気(エネルギー)が感じ取れない人にとっては、只の飾りにしか見えませんが、気(エネルギー)がわかる人が見たらその真価がわかるというものです。
ルドラクシャをお渡しする際にこの「龍のオイル」を拭き取らずそのままお渡ししています。
そのためルドラクシャはオイルがたくさん付いている状態です。
お手数ではありますが、ご自身で「龍のオイル」を布で拭き取ってヒーリングスティックなどの法具や大切なアクセサリーに塗って浄化・パワーアップに活用してみてください。
そして、目に見えない不思議なご縁(神縁)があって手に入ったものですのですので、ルドラクシャをたかが飾りと思わず永く大切にして頂けたら嬉しく思います。
また、このルドラクシャを手に持って瞑想をすればパワー(神気)を頂けます。
また痛みや症状があるところに直接当てても良いでしょう。
その際は、シヴァ神のマントラを唱えてみてください。
シヴァ神のマントラは、
オーム ナ マ シヴァ ヤ
です。
これを幾度も繰り返し心で唱えます。
また、何かお祈りをする時やシヴァ神のご加護を得たい場合は、ルドラクシャを右手に握り「オーム・ナ・マ・シヴァ・ヤ」と唱えてください。
シヴァ神について、詳しくお知りになりたい方はこちらをご覧ください。
シヴァリンガム(シヴァ神のご神像)
➡ シヴァ神
今回ご神木プージャをお申込み頂いた方には漏れなく進呈します。
当院に通院中の方・講座受講中の方には直接お渡しし、そうでない方には後日発送させて頂きます。
今回は、師よりギフトがありましたが、次回はあるかどうかはわかりません。
あるかもしれないし、ないかもしれません。
ご神木プージャはギフトがあるかないかの損得勘定でやるものではなく、信仰心の発露によって参加するものですので、お気持ちが高まりましたらどうぞご参加ください。
さて、次回のご神木プージャは、
11月24日(土)の夜(22時頃)
開催します。
自分の願いの成就を後押ししてほしい方は、下記のページ中にある。「ご神木プージャお申込みフォーム」に必要事項を入力し送信してください。
ご神木プージャは1本1,000円以上のご喜捨(お布施)で承っています。
たくさんの方のご参加をお待ちしております。