
ヒトの身体は約60兆の細胞から構成されています。
それだけではなく、目に見えない100兆以上もの微生物(ウイルス・細菌)が共存しています。
細胞の全総数よりも、微生物の数の方が圧倒的に多いのです。
人は微生物と共に一つの「人体」という生態系を形成しています。
私たちの身体そのものが1つの生態系。
生命力溢れる豊かな生態系の人もいます。
一方、環境破壊が進んだバランスの悪い生態系の人もいます。
そして、生態系のバランスが崩れてくると病気が発生します。
面白いことに、地球と人間は非常に多くの共通点があります。
地球には万物を育む海があります。
海には海流があり、地球全体を巡っています。
陸上の大部分は植物が覆い、森を作っています。
そして、そこには無数の動物・虫たちが生息しています。
地球にはN極・S極というという磁場(エネルギーフィールド)があります。
磁場は太陽風など外部のエネルギーから地球を守る役割をしています。
これらが地球の生態系です。
一方の人間の生態系はどのようなものでしょうか?
地球と照らし合わせてみていきましょう。
人間は、体内を血液が流れています。
血液の塩分濃度は太古の海水と同じです。
人間の皮膚は、地球の陸です。
皮膚は約1兆もの細菌に覆われ、常在菌によるコロニーが作られています。
そして、そこには無数のウイルスが生息しています。
皮膚上に形成された常在菌のコロニーという森に、ウイルスという生き物が無数に棲んでいます。
地球に磁場がある様に、人間には気場(エネルギーフィールド)があります。
N極が7番チャクラ(サハスラーラ・チャクラ)で、S極が1番チャクラ(ムーラーダーラ・チャクラ)です。
この気場(エネルギーフィールド)が外部の有害なエネルギーから守ってくれています。
これが人間の生態系です。
人体は小宇宙です。
秘伝の書・エメラルドタブレットに書いてある如く、「上なる如く、下もまた然り」なのです。
そして、もう一つ重要なことをお伝えしましょう。
人間が1つの意識体である様に、地球も一つの意識体です。
意識を持っている存在で、ガイアと呼ばれます。
地球は土くれの塊ではありません。
宇宙と共に成長を志向する一つの意識体なのです。
ヒトは無数の腸内細菌と共に生きています。
腸内細菌叢には善玉菌もあれば、悪玉菌もいます。どっちつかずの日和見菌(ひよりみきん)もいます。
ヒトは、それら腸内細菌の意思を感じ取って、自らの意思として思考・行動しています。
ヒトと腸内細菌の関係は、そのまま地球と人間との関係に当てはまります。
人間は地球にとっての腸内細菌の様なものです。
人間の集合意識は、地球の意識と交感しています。
宇宙はこの様な相似関係(フラクタル)を持っています。
更に追求すれば違う分野でも同じ様な関係性が見出せるでしょう。
私たちは生活の中で発酵食品をとったり、ヤクルトなど乳酸菌飲料を飲んだりして、腸内細菌叢を良くしようと努めます。
それが健康の重要なキーであることを知っているからです。
善玉菌を強くし、悪玉菌を弱くしたいと考えます。
和食は、味噌・醤油・ぬか漬け・納豆など発酵食品が多く、腸内細菌叢を良好に保ちます。
私たち人間は、地球にとっての腸内細菌の様なものだとしたら、今の人類は地球にとってどのような存在でしょうか?
善玉菌でしょうか?
悪玉菌でしょうか?
人間は、空気を汚し、海を汚し、森を破壊し、森に棲む生物を殺し・・・地球環境そのものを破壊しようかという勢いです。
人間は未熟であるため、自分の欲求を優先し、欲望のままに行動します。
欲が尽きることがなく、物が豊かになっても、お金持ちになっても、「もっと欲しい、もっとくれ」とがめつく求めます。
どこまで行っても欲求が尽きることがありません。
ライオンなどの肉食毒物ですら、自分らが食べる分以上の殺傷はしません。
どちらの方が高等な生き物なのでしょう?
一部の人達は魂を磨き、成長発展し神に近づきたいと志向します。
そのためにするのが霊性修行です。
地球もヒトと同じ様に、宇宙の進化発展に合わせて成長を志向しています。
地球の意思を想像してみましょう。
今の人類は地球にとってありがたい存在でしょうか?
それとも迷惑で邪魔な存在でしょうか?
もし、後者であったとしたら・・・
地球は人間にいてほしいと望むでしょうか?
「もう悪玉菌はホント邪魔だからいてほしくないよ」・・・そう思っているかもしれません。
選民思想は好きではないけれど、私たち人間が良好な腸内細菌叢を望む様に、地球も意識の高い人間(善玉菌)とそうでない人間(悪玉菌)を間引きするかもしれません。
神典「日月神示」では、大峠を生き残るために再三にわたり「メグリ(=業)を落とせ」と警告が発せられています。
現在、地球の意思なのかと思わせる様な、異常気象、天変地異、そして異常なウイルスによるパンデミックが起こっています。
そして、皮肉なことに新型コロナウイルスのパンデミックが世界を覆い、人類の経済活動が落ちていけば行く程、地球は本来の美しさを取り戻し、輝きを増しています。