人生を変えたい人に読んでほしい、中村天風師の名著
皆さん、こんにちは。
中村天風師はヒマラヤのカンチェンジュンガにてカリアッパ大師の下で修行し2年7か月で悟りを啓いた正真正銘の聖者であります。
色々な神通力を持っていましたが、その中で最も際立っていたのが「説法力」です。
「説法力」というのは一言で言うと、人を感化する力です。
言葉は言霊といってそれ自体に力があります。
だから特に力のある人、つまり天風師の様な聖者や高徳の阿闍梨など言葉を聞くと言葉が持つ波動が魂に響いて大きな影響を受けます。
だから、霊性の高い人の話を直接聞くことは大事なのです。
もちろん天風師は既にこの世の人ではありませんから直接話を伺うことはできません。
しかし、天風師の著書はまるで天風師が生きているかの様に光芒を放ってたくさんの人に語りかけています。
中村天風師の著書を何度も何度も熟読すれば、薄汚れた魂が徐々に浄化され綺麗になり、読む人の人生を大転換してくれるに違いありません。
特に次の様な方には、中村天風師の本はお勧めします。
・これまでの人生があまりうまくいっていない方
・人生を転換し、立派な人間として生きていきたい方
・この世の真理に近づきたい方
・自分の心が弱いと感じている方
・心を鍛えて強く生きたい方
・心配や恐怖がいつも心に出て来て、ネガティブな感情に捉われている方
・会社の社長などリーダーとして自覚を養いたい方
・厄難に負けない位、強く心を持ちたい方
・現代の各界のリーダーが実践する天風哲学を学び、血肉化したい方
・昭和初期の偉人・聖者の人生を知りたい方、発想法を知りたい方
・絶対的プラス思考を学びたい方
・うつや心の病でお悩みの方。感情がネガティブに支配されてしまう方
・なかなか治らない病気に苦しんでいる方
今回は特に中村天風師の著書でお勧めのものをご紹介します。
「運命を拓く」(講談社文庫)
これは私の座右の書であると折に触れてブログでも書いています。
私の命の恩人とも言える大変素晴らしい本であり、この本とめぐり合わなければ今の自分はないと断言できます。
私はこの様な本と出合うことができて幸せ者と思います。
この本には天風師が熟考を重ねて編み出した「誦句(しょうく)」がたくさん載っています。
弱い自分の心がたくましく強くなるまで、誦句を日々唱えることを継続してみてください。
段々と人生が明るくポジティブに変わっていきます。
直近で購入した本には熱血漢として有名な松岡修造さんの推薦が帯に書かれていました。
松岡修造さんも、天風哲学を学び積極的人生が歩める様になったと公言する一人です。
少し表現が固いところがあり、初めての人にはなじみにくいところもあるかもしれません。
しかし、幾度も読んでいる内になじんできて天風師の言霊が肚(はら)に入ってきます。
アマゾンのカスタマーレビューも感謝感激の言葉が怒涛の如く溢れています!
⇒ 私の人生を救ってくれた書「運命を拓く」(中村天風)
「君に成功を贈る」(日本経営合理化協会出版局)
天風師の著書の中では入門編と言える本です。
口語調なので、語りかけられているかの様にスイスイ読めますし、テーマもわかりやすいものが並んでいます。
平易な漢字にも振り仮名が付いていますので、中学生位からでも読めます。
どこかの研修会かで天風師が講演したのを文字起こししたのでしょうか。
巻末に「天風成功金言・至言100選」が掲載されていてそれも便利で役立ちます。
(目次)
・幸福な人生をつくる
・強い命をつくる
・価値高く生きる
・思い通りの人生を生きる
・敵をも味方にする
・笑いの人生に生きる
・人生極楽の秘訣
「成功の実現」(日本経営合理化協会出版局)
中村天風師の1万円本3部作の一冊。
天風師の講演を本にまとめたものだけあって、これも口語体で書かれていて読みやすいです。
江戸っ子のべらんめえ調で語られているため、本当に講演を聞いているかの様です。
日本一の高額納税者として有名な斎藤一人氏はこの本を座右の書として100回以上読んだと言っています。
この本もまたアマゾンのカスタマーレビュー高評価で爆裂です!
レビューには「高いから図書館で借りましょう」とか書いてあるところもありましたが、図書館で借りていてはダメです。
この様な波動の高い本は、常に座右に置いて折に触れて開き自分の血肉化するまで読み込むのです。
1万円でも全然元はとれますから心配はいりません。
この本に限らず、霊性修行ではとかくお金がかかるものがありますけれど、出した分以上のものは必ず返ってくるというのが私の信条です。
実際に経済的にきつい人もいるとは思いますが、こういう場面でケチケチしていてはダメです。
輝かしい自分の未来への投資、または自分へのプレゼントとして思い切って購入することを強くお勧めします。
「中村天風 君だって、ここまでやれる!」池田光(三笠書房)
著者が社員研修で修練会に参加した体験をコンパクトに上手くまとめた文庫本。
私は何度も「運命を拓く」を熟読してもわからなかった天風哲学の具体的実践方法(「安定打座」や「クンバハカ」など)がこの本を読んでわかりました。
入門書として最適です。
※2016年5月現在、絶版になっている様です。アマゾンなどで中古本をお求めください。
「心を空にする 中村天風『心身統一法』の真髄」
沢井淳弘(飛鳥新社)
天風師の教えを実践的にまとめた本です。
「運命を拓く」を補完する部分があるので合わせて読むといいです。
入門的な内容ではありません。
中村天風師の1万円本に載っている内容も出ていたりします。
良い本です。お勧め。
「叡智のひびき 天風哲人 箴言注釈」(講談社)
「真理のひびき 天風哲人 新箴言注釈」(講談社)

箴言(しんげん)とは戒めの言葉という意味。
それぞれ三十一の箴言で構成されており、中身が非常に濃い本。
天風哲学の基本的なところをマスターした人が読むと良いでしょう。
「実録 中村天風 人生を語る」森本暢(南雲堂フェニックス)
「実録 今を生きぬく中村天風先生の教え」
森本暢(南雲堂フェニックス)
天風師のおそばにいた著者が直接見聞きした話や日記・手紙・ノートをそのままに再現した記録で、等身大の天風像が伝わってくるユニークな本です。
天風師がどのような生き方をしてきたのか、当時戦時中の様子などが書かれていてその生き様からも学べることがたくさんあります。
天風師の一言一言が実に面白い。
「運命を拓く」を読む前に読んでもよいかもしれません。
天風ファンには是非ともお勧めです。
「真人生の創造」(PHP研究所)
「CD 真人生の創造」を再編集し書籍化したもの。
固い体裁にもかかわらず口語体なので読みやすい。
・理想的な人生のあり方
・生きがいについて
・心とは
・生きる心構え
以上、4本立て。
「生命活力の哲学 中村天風随聞記 治病篇」
おおいみつる(春秋社)
かつて中村天風師が一度だけされた治病・健康論の講義を直弟子がまとめた本です。
天風師ご自身も奔馬性結核という不治の病に苦しんだ経験があります
それを医療器具もないヒマラヤで薬も用いず奇跡的に克服した経験から、心の持ち様によって気(エネルギー)の分量・分配が変わるという真理を説いています。
何かの病気で悩んでいる人には大いに参考になるはずです。
「図説 中村天風」(海鳥社)
この本は天風哲学についてはほとんど書かれていません。
天風師の写真がたくさん掲載されており、天風哲学を一通り学びもっと天風師について知りたいという方にはお勧めです。
別冊資料集という感じの本です。
「中村天風のすべて」(サンマーク出版)
中村天風師について百科事典的に網羅した本。
代表的な弟子達がそれぞれ天風師の思い出を語っています。
また、巻末には天風師の一連の本を紹介する特集ページがあります。
ファンにはお勧め。
「中村天風と植芝盛平 氣の確立」藤平光一(東洋経済新報社)
哲人・中村天風と合気道の開祖・植芝盛平の2人の巨人に師事した藤平光一氏が身近に見た天風像を語る本。
藤平光一氏は心身統一合氣道の創始者であり、気の大家でもあります。
私は植芝盛平氏にもとても関心があるため、この本の内容は興味深いものでした。
合気道に関心がある人にはこの本がお勧めです。
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