当たり前のことが奇跡
category: 霊性修行

何気なく生きていると日常的なことは当然の様に思っていて、ささいな事に対していちいち気にとめず日頃意識することは余りない。
しかし、よくよく考えてみるとその当然の様に起こっていることが実はあらゆる複雑な事が絡み合った上で成り立っていて、それ程単純なものではないことがわかる。
当たり前の様に思っていることは小さな奇跡がいくつも積み重なって起こっている。
朝、目が覚めること
自分がやるべき仕事があること
朝、小便が出ること
太陽が地平線から昇ってくること
電車が時刻通りに動いていること
電話で遠くの人と会話ができること
蛇口から温かいお湯が出ること
必要な物を買うお金があること
雨が降ること
立派な大便が出ること
晩御飯がいただけること
家族が同じ屋根の下にいること
そして、自分自身が今日も生きていること
ただただ今あることだけが有り難い・・・
有り難いとは「有る」ことが「難しい」こと。
あって当然、そうなって当然、できて当然と思い込んでいることは、実は難しいことであり、そうなっていること自体が奇跡なのである。
有り難さはなくなった時にわかる。
自分自身が生きていることも奇跡なのだ。
ただ感謝の思い一念であり、こうして今が続いていくことは奇跡が続いていることなのである。
神の恩寵とはそういうものだ。
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