2018年を迎えて~新年のご挨拶~

皆様、明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
ありがとうございます。
本年も引き続きご愛顧頂けます様お願い申し上げます。
世間はお正月でのんびり新年ムードなのでしょうが、私は特に普段の日曜日と変わる事ない日を過ごしています。
静かに過ごしたい私にとって、テレビの年末年始の特番は五月蠅い(うるさい)のが多く観たくありません。
芸人さんの書き入れ時なのでしょう、笑って新年を迎えるのはある意味好ましいことかもしれません。
私は独りカフェでパソコンに向かい、今年はどう仕事をしていこうかとゆったり考えているところです。
しかし、元日のカフェはガラガラで、働いてくれているスタッフさんにありがとうという気持ちが湧いてきます。
正月の前後は帰省ラッシュですし、家族・親戚で揃って過ごすという家はたくさんあるのでしょう。
または田舎で旧友との親交を温めるのも楽しく、それは英気を養い明日への活力になります。
煩雑な仕事を離れ、ゆったりと交際の時間を過ごす・・・そうした和やかな空気が、正月の街の雰囲気を作っているのだと思います。
昨年の秋、私の生徒さん(Yさん・女性)が私に言った言葉が忘れられません。
「私は正月が一番嫌いで、一番怖いのです。」
Yさんは家族に恵まれない生い立ちでした。
日頃仲の良い人達は正月になると家族の下に戻ってしまって、正月は独り孤独を感じながら過ごすのだそうです。
それが、とても恐ろしいと。
愛の光が彼女のハートに届いていれば、その様な孤独感・恐怖感は感じられないはずです。
愛の光はあるのかもしれませんが、それ以上の心の闇が打ち消してしまっているのかもしれません。
彼女にとっての家族は闘いの場であり、憩いや愛の場ではなかったのです。
そのため心の傷が闇の様になっていて、一緒にいると身をえぐられる様で痛々しく感じられます。
Yさんと同じ様に古い心の傷がその後の人間関係に重大な影響を及ぼしている人は、私の周りに少なくありません。
その様な方々と会うと、その痛々しさに「あぁ・・・」と私の心がきしみます。
この世界の諸問題の根源的要因は愛の欠如にあることが多いのです。
個人レベルでいうと、愛の欠如が重度になると精神が崩壊していきます。
それは肉体が病む以上に辛いことではないかと想像します。
肉体でない「自分自身」が壊れていくのですから・・・。
どうしてこの世界に愛が届かないところがあるのでしょう。
なぜ憎しみや寂しさがはびこるのでしょう。
私は他人から邪気を被る度にその様に感じ、悲しくなります。
正月が怖いと言ったYさんを始め、同じ様な経験を持つ多くの人の心に愛が届いてほしいと願います。
この世界が愛で満たされます様に。
家族や大事な人と一緒に過ごしている方は、その満たされた時空を存分に愉しんでください。
その関係も幻で、いつかは終わりが来るのですから。
私は微力ではありますが、少しでもこの世界の愛の灯となれる様今年一年尽くすつもりです。
2日から本稼働です。
本年も宜しくお願い致します。
A Happy New
Year!
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