2018年6月②ご神木プージャのご報告~狂瀾怒涛のカーリープージャ~

皆さん、こんにちは。
昨日6月30日(土)22時10分~約40分間恒例のご神木プージャを執り行いました。
今回も非常に多くの方々にご参加頂きありがとうございました。
師匠共々厚くお礼申し上げます。
今回のプージャは、カーリープージャを行いました。
これはカーリー女神に願いを届けるプージャです。
カーリー女神はインドの神様で、シヴァ神の妻です。
風貌をご覧いただくとお分かりの様に、神か悪魔か分からない様な恐ろしい形相をしています。
カーリー女神は血と殺戮を好む戦いの女神です。
私も最初カーリー女神を知った時は「随分と恐ろし気な神様だな」という印象を持ったものです。
カーリー女神
しかし、このカーリー女神はインドでもとりわけ人気のある神様の一柱であります。
なぜなら、カーリー女神は魔と闘う最強の神であるからです。
女神というと女性らしく愛に溢れ、慈しみ包み込む・・・そんなイメージがあります。
でも、実際のところ世の中綺麗ごとだけで片付きません。
この物質世界には多くの苦しみが満ち溢れ、一向に出口が見えない苦しみの中でもがいている人々は無数にいます。
カーリー女神は苦しみの根源・・・カルマ(業・因縁)や魔を焼き尽くすために生まれた戦いの女神です。
インドの女神にはドゥルガー女神というこれまた強い戦いの女神が存在します。
ドゥルガー女神もシヴァ神の妻であり、虎やライオンにまたがってアスラ(魔)と闘う姿で描かれます。
魔と戦うドゥルガー女神
ドゥルガー女神が魔と戦っていたある時、劣勢に立たされる場面がありました。
このままではヤバいというその時、ドゥルガー女神の額が割れて、中から這い出て来たのが、カーリー女神です。
カーリー女神はドゥルガー女神に輪をかけて暴れん坊にした神であり、劣勢の場面もなんのその、その場で敵のアスラ軍を一蹴してしまいました。
無双のカーリー女神は、歓びに狂い踊りまくっていてもう誰も手が付けられない。
大地が割れてしまう!というので、仕方なくシヴァ神がカーリー女神の下敷きになり、カーリー女神の狂気の乱舞を収めたという神話があります。
確かに、カーリー女神は恐そうだし、おどろおどろしい。
ブラック信仰なのでは?と思うかもしれません。
でもよく考えてみてください。
温和で美しい女神様はいつもそんな風に穏やかに過ごしている訳ではありません。
いざ悪と闘わなければならないという場面では、忿怒相に一転し男よりも恐ろしくなるのです。
女性である読者の皆さんご自身や、あなた(男性の読者)の奥さんだってそうでしょう。
女性は怒らすと恐ろしくて手がつけられない。(そして結構面倒くさい(笑))
温和で優しい人程、一旦怒らすと心底震え上がる位恐ろしいものです。
カーリー女神が怒り狂っているのは、性格が野蛮で乱暴だからではなく、人々の苦しみの根源である魔やカルマ(業)と闘い、それを取り除いてくれているからなのです。
カーリー女神が人の苦しみを身代わりに受けて苦しんでいるからとも言えます。
それだけに、神様のことをよく知っている人は、「カーリーって本当に優しい神様よね。」と言います。
濁世の地球を浄化してくれるのは、この様なカーリー女神や仏教でいう忿怒相の明王(※)様が相応しいのではないかと思います。
(※不動明王や軍荼利明王など)
カーリー女神は、人の苦しみを取り除いて救済してくれる慈愛の女神です。
インドでとりわけ人気があるというのは、それだけの現世利益があるからに他なりません。
かつてインドの偉大な聖者ラーマクリシュナもカーリー女神信仰ですし、マザーテレサもカーリーテンプル(寺院)を拠点に活動していました。
ラーマクリシュナ(出典:wikipedia)
そんな最強最恐のカーリー女神に今回は皆様の願意が成就する様ご祈祷させていただきました。
カーリー女神の恩寵が参加者の皆様に降り注ぎます様に。
尚、プージャの時間中お祈りをしていた方々は、シヴァのマントラを唱えていたことと思いますが、「ご神木プージャ」ではそこは全く問題ありません。どうぞご心配なさらないでください。
以下の内容は先月の記事とほとんど同じですが、初めての方もいらっしゃいますので再掲します。
最近は、Twitterで正確な開始時間を告知しているため、その時間に合わせて瞑想やお祈りをされている人が増えてきている様です。
22時からの開始に合わせて一緒にお祈りをしてくださった方はおそらくシヴァのマントラ(オーム・ナ・マ・シヴァ・ヤ)を唱えていたことと思います。
そして、気に敏感な方は「凄いエネルギーが来ている!」「プージャが終わった頃、身体が軽くなる!」と嬉しいご感想をメールで寄せてくれる人も少なくありません。
プージャのエネルギーを感じることができたら、プージャに参加している実感がより高まるから喜ばしいことではありますが、感じる感じないは気(エネルギー)への感度の個人差があるため気にする必要はありません。
肝心なのは、プージャに参加し共に神仏にご祈願することで、お悩みの問題となっているカルマ(業/因縁/メグリ)のエネルギーが浄化され、願意到達に着実に近づいているということです。
また、今回も参加者の皆様に師匠より特別のギフトを預かりました。
先月のルドラクシャと同じものになりますので、複数になるという方は身近にいる大切な人にプレゼントしたり、または紐を変えたりして身体の違う部位に漬けてみたりするのも良いでしょう。
4つ貯まった人は、小袋に入れてベッドや布団の四隅に置いてみるのもお勧めです。
4つのルドラクシャに囲まれたエネルギーの結界ができて、睡眠中ネガティブなエネルギーから護られます。(睡眠中はエネルギー的にも無防備になりやすいのです)
また、高いエネルギーの空間で睡眠をとれますので、疲労の回復が早いと実感しています。
ギフトとして預かっているのは、下記のルドラクシャのお守りです。
ストラップタイプとネックレスがあります。
実物は多少デザインが異なる場合があります
ルドラクシャとは、インドの聖者や修行者が首から下げているネックレス(ジャパマーラ)の珠のことで、神の雫(しずく)とも言われます。
私も気功治療の際にいつも首から下げていますから、ご存知の方も多いことでしょう。(右のプロフィールの写真をご覧ください)
ルドラクシャは、菩提樹の木の実で、菩提樹といえば仏陀がその木の下で悟りを啓いたことで有名です。
また、ルドラクシャは、水や水晶と並んで気(エネルギー)を蓄えやすい性質があります。
インドの聖者は、瞑想の際にこのルドラクシャのネックレス(=ジャパマーラ)を指でくくってマントラ(真言)を唱える修行をします。
修行を重ねるにつれ、ジャパマーラにマントラのエネルギーが充填され、ジャパマーラは益々強いエネルギーになっていきます。
そのため、聖者の修行レベルを計るには、その人自身とジャパマーラのエネルギーを見れば容易に判定がつく訳です。
ルドラクシャは、色々と種類があり、ランクもピンからキリまでありますが、その価値を決めるのはそこに入っている気(エネルギー)です。
写真のルドラクシャは、師の庵(修行場)で4・5年もの長期間、気(エネルギー)を入れ込んだ非常に価値の高いものです。
通常は、オレンジ色っぽいのですが、これは年期入っているため黒光りしています。
黒光りしているルドラクシャは珍しく、持っている人は稀です。
また、小さなオレンジ色のルドラクシャはブッダ系の寺に伝わって来た物です。
この中には、
龍のエネルギー(願望成就)
天使のエネルギー(喜びをもたらす)
魔除けのエネルギー
が入っています。
龍のエネルギーを入れるために、ルドラクシャを密教で伝わる「龍のオイル」に漬け込みます。
この「龍のオイル」とは、ある特殊な密教技法によって龍のエネルギーが満ち溢れているオイルのことをいいます。
私が「邪気祓い開運堂」で斡旋している邪気祓いオイルより強力で、一般には斡旋していない修行者専用のオイルです。
その「龍のオイル」のエネルギーが入っているため、ルドラクシャのエネルギーも非常に強力です。
悪霊も容易に近づけません。
気(エネルギー)が感じ取れない人にとっては、只の飾りにしか見えませんが、気(エネルギー)がわかる人が見たらその真価がわかるというものです。
ルドラクシャをお渡しする際にこの「龍のオイル」を拭き取らずそのままお渡ししています。
そのためルドラクシャはオイルがたくさん付いている状態です。
お手数ではありますが、ご自身で「龍のオイル」を布で拭き取ってヒーリングスティックなどの法具や大切なアクセサリーに塗って浄化・パワーアップに活用してみてください。
そして、目に見えない不思議なご縁(神縁)があって手に入ったものですのですので、ルドラクシャをたかが飾りと思わず永く大切にして頂けたら嬉しく思います。
また、このルドラクシャを手に持って瞑想をすればパワー(神気)を頂けます。
また痛みや症状があるところに直接当てても良いでしょう。
その際は、シヴァ神のマントラを唱えてみてください。
シヴァ神のマントラは、
オーム ナ マ シヴァ ヤ
です。
これを幾度も繰り返し心で唱えます。
また、何かお祈りをする時やシヴァ神のご加護を得たい場合は、ルドラクシャを右手に握り「オーム・ナ・マ・シヴァ・ヤ」と唱えてください。
シヴァ神について、詳しくお知りになりたい方はこちらをご覧ください。
シヴァリンガム(シヴァ神のご神像)
➡ シヴァ神
今回ご神木プージャをお申込み頂いた方には漏れなく進呈します。
当院に通院中の方・講座受講中の方には直接お渡しし、そうでない方には後日発送させて頂きます。
今回は、師よりギフトがありましたが、次回はあるかどうかはわかりません。
あるかもしれないし、ないかもしれません。
ご神木プージャはギフトがあるかないかの損得勘定でやるものではなく、信仰心の発露によって参加するものですので、お気持ちが高まりましたらどうぞご参加ください。
さて、次回のご神木プージャは、
7月28日(土)の夜(22時頃)
開催します。
自分の願いの成就を後押ししてほしい方は、下記のページ中にある。「ご神木プージャお申込みフォーム」に必要事項を入力し送信してください。
ご神木プージャは1本1,000円以上のご喜捨(お布施)で承っています。
たくさんの方のご参加をお待ちしております。
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