2018年11月 ご神木プージャのご報告&修行後記 ~孤独に籠(こも)る~

皆さん、こんにちは。
11月24日(土)22時10分~約40分間恒例のご神木プージャを執り行いました。
今回は過去最高の参加人数でした。
非常に多くの方々にご参加いただき感謝の思いで一杯です。
師匠共々厚くお礼申し上げます。
ご神木プージャのスタートはいつも22時頃からですが、19時から師匠の説法が始まります。
説法の後ご神木プージャの運びとなります。
師匠の弟子にはグル行(霊性教師のための行)を受けている者が、私の他に2名います。
私と修行仲間2名は木曜日から修行をスタートさせます。
グル行は本格的で高度な修行であり、グル行を受ける者はそれぞれが生徒(弟子)を持って、それぞれの地域で後進の指導にあたっています。
私の場合は、木曜日から地下の瞑想室で独り籠ります。
その地下室は師匠が手掘りで作った瞑想室です。
畑の脇に3メートル位の深さの穴をスコップで掘り(重機は使いません!)、そこに建具を設置して作り上げた瞑想室です。
師匠は器用なので、何でもDIY(日曜大工)で作ってしまいます。
修行場には幾つかの小屋が建っていますが、それも師匠の手作りです。
素人ですがその腕前はプロの大工に近いものがあります。
地下室には、シルディ・サイババや仏陀・シヴァ・観音菩薩などのご神体とホーマ(護摩をする炉)が設置されています。
そこに入ると電球一つの照明は一応ありますが、日が差さないので常に薄暗く、瞑想をするにはうってつけの環境です。
私はそこで木曜日から土曜日まで籠って、瞑想をしたり、独りプージャ(護摩祈禱)をしたりして孤独に過ごしています。(食事とトイレとシャワーの時は本殿に戻ります)
シヴァの如く虎の毛皮の上で瞑想し、炎やご神体と静かに向き合っていると、思いの外時間は早く過ぎます。
ホーマ(護摩炉)の炎を見つめながら独り思うのです。
「眼の前に視えている炎は本当に存在するのだろうか・・・?」
「夢の中の世界に存在するものと違いがないのではないだろうか・・・?」
「自分の眼を通して炎を視覚している者は一体何者だろうか・・・?」
「自分とは何だろうか・・・?」
「神か何者かが自分の眼を通してこの世界を覗いているのではないだろうか・・・?」
傍から見たら、何が楽しいかわからないでしょう。
まるでネクラみたいですね。
実際、全然楽しくはありません(笑)
独りで瞑想し、神仏や自分自身と向かい合うのはとても孤独な作業です。
人は他人との交流の中で刺激を受け知性が成長しますが、魂の成長には孤独が必要と思います。
考えてみてください。
現代社会は科学が発達し、とても便利で快適な社会になっていますが、人間の苦悩や問題は形を変えて昔から依然と残っています。
科学がどんなに発達しても、わからないことはまだまだ山積しています。
例えば次の様な問いに答えられるでしょうか?
◎神とは何なのか?
◎宇宙とは何なのか?
◎人間はどこから来て、どこに向かうのか?
◎生とは?死とは?
◎自分が生まれて来た理由は何か?
◎悟りとは何か?どのような状態なのか?
◎時間とは何か?
◎解脱をするためにはどうすればよいのか?
◎人はなぜ病気になるのか?
◎今、自分自身が抱えている問題・苦悩の理由は何か?何を意味しているのか?
◎意識とは何か?心とは何か?魂とは何か?
◎愛とは何か?
◎邪気の正体は?なぜ邪気が存在するのか?
◎無とは何か?
この様な疑問に対して明快な答えを出せる人はほとんどいないはずです。
たくさんの疑問、未解明なことに対し、21世紀の科学でもある程度のところまでしかわかりません。
この様なことを真面目に考える人も少ないのではないでしょうか?
現代社会の多くの人は、人生を五感の感覚的な刺激を充たすことに費やします。
そのような疑問・謎を解明していくのは、神仏や自分自身と向き合い(内観)、一人一人が直観と宗教的体験により悟るしかないと思います。
私は本質的で、根源的な事柄に対してわからないまでも、一生懸命に向き合います。
そして、結局ほとんどわからない。
いつも壁にはね返されて、古(いにしえ)の活仏も味わっただろう無力感と虚無感と疲労感を味わっています。
それでも、少し前の自分自身と比べ、わずかながらも成長している実感があるから続けることができています。
それがなければ続けるのは難しいです。
傍から見たら私は何も変わっていない様に見えるでしょう。
変わっているのは、真理に近づいているということ、神に近づいているということ。
魂が成長しているということなのです。
それは、人から手取り足取り導いてもらうことではなく、孤独の中で涵養(かんよう)されることなのです。
ご神木プージャは、独り籠った後、髭(ひげ)ボーボーになって地下室から出て来て、それから師匠や仲間と合流して行います。
修行によって神様から授かった法力(神通力)は、人々を苦しみから救うために使わなければなりません。
また来月も籠り、更に力を付けて、師匠と共に皆さまのご期待に応えていきたいと思っています。
以下の内容は先月の記事とほとんど同じですが、初めての方もいらっしゃいますので再掲します。
最近は、Twitterで正確な開始時間を告知しているため、その時間に合わせて瞑想やお祈りをされている人が増えてきている様です。
22時からの開始に合わせて一緒にお祈りをしてくださった方はおそらくシヴァのマントラ(オーム・ナ・マ・シヴァ・ヤ)を唱えていたことと思います。
そして、気に敏感な方は「凄いエネルギーが来ている!」「プージャが終わった頃、身体が軽くなる!」と嬉しいご感想をメールで寄せてくれる人も少なくありません。
プージャのエネルギーを感じることができたら、プージャに参加している実感がより高まるから喜ばしいことではありますが、感じる感じないは気(エネルギー)への感度の個人差があるため気にする必要はありません。
肝心なのは、プージャに参加し共に神仏にご祈願することで、お悩みの問題となっているカルマ(業/因縁/メグリ)のエネルギーが浄化され、願意到達に着実に近づいているということです。
また、今回も参加者の皆様に師匠より特別のギフトを預かりました。
先月のルドラクシャと同じものになりますので、複数になるという方は身近にいる大切な人にプレゼントしたり、または紐を変えたりして身体の違う部位に漬けてみたりするのも良いでしょう。
4つ貯まった人は、小袋に入れてベッドや布団の四隅に置いてみるのもお勧めです。
4つのルドラクシャに囲まれたエネルギーの結界ができて、睡眠中ネガティブなエネルギーから護られます。(睡眠中はエネルギー的にも無防備になりやすいのです)
高いエネルギーの空間で睡眠をとれますので、疲労の回復が早いと実感しています。
また、溜まったルドラクシャで素敵なブレスレットを作成された方もいました。
ギフトとして預かっているのは、下記のルドラクシャのお守りです。
ストラップタイプとネックレスがあります。
実物は多少デザインが異なる場合があります
ルドラクシャとは、インドの聖者や修行者が首から下げているネックレス(ジャパマーラ)の珠のことで、神の雫(しずく)とも言われます。
私も気功治療の際にいつも首から下げていますから、ご存知の方も多いことでしょう。(右のプロフィールの写真をご覧ください)
ルドラクシャは、菩提樹の木の実で、菩提樹といえば仏陀がその木の下で悟りを啓いたことで有名です。
また、ルドラクシャは、水や水晶と並んで気(エネルギー)を蓄えやすい性質があります。
インドの聖者は、瞑想の際にこのルドラクシャのネックレス(=ジャパマーラ)を指でくくってマントラ(真言)を唱える修行をします。
修行を重ねるにつれ、ジャパマーラにマントラのエネルギーが充填され、ジャパマーラは益々強いエネルギーになっていきます。
そのため、聖者の修行レベルを計るには、その人自身とジャパマーラのエネルギーを見れば容易に判定がつく訳です。
ルドラクシャは、色々と種類があり、ランクもピンからキリまでありますが、その価値を決めるのはそこに入っている気(エネルギー)です。
写真のルドラクシャは、師の庵(修行場)で4・5年もの長期間、気(エネルギー)を入れ込んだ非常に価値の高いものです。
通常は、オレンジ色っぽいのですが、これは年期入っているため黒光りしています。
黒光りしているルドラクシャは珍しく、持っている人は稀です。
また、小さなオレンジ色のルドラクシャはブッダ系の寺に伝わって来た物です。
この中には、
龍のエネルギー(願望成就)
天使のエネルギー(喜びをもたらす)
魔除けのエネルギー
が入っています。
龍のエネルギーを入れるために、ルドラクシャを密教で伝わる「龍のオイル」に漬け込みます。
この「龍のオイル」とは、ある特殊な密教技法によって龍のエネルギーが満ち溢れているオイルのことをいいます。
私が「邪気祓い開運堂」で斡旋している邪気祓いオイルより強力で、一般には斡旋していない修行者専用のオイルです。
その「龍のオイル」のエネルギーが入っているため、ルドラクシャのエネルギーも非常に強力です。
悪霊も容易に近づけません。
気(エネルギー)が感じ取れない人にとっては、只の飾りにしか見えませんが、気(エネルギー)がわかる人が見たらその真価がわかるというものです。
ルドラクシャをお渡しする際にこの「龍のオイル」を拭き取らずそのままお渡ししています。
そのためルドラクシャはオイルがたくさん付いている状態です。
お手数ではありますが、ご自身で「龍のオイル」を布で拭き取ってヒーリングスティックなどの法具や大切なアクセサリーに塗って浄化・パワーアップに活用してみてください。
そして、目に見えない不思議なご縁(神縁)があって手に入ったものですのですので、ルドラクシャをたかが飾りと思わず永く大切にして頂けたら嬉しく思います。
また、このルドラクシャを手に持って瞑想をすればパワー(神気)を頂けます。
また痛みや症状があるところに直接当てても良いでしょう。
その際は、シヴァ神のマントラを唱えてみてください。
シヴァ神のマントラは、
オーム ナ マ シヴァ ヤ
です。
これを幾度も繰り返し心で唱えます。
また、何かお祈りをする時やシヴァ神のご加護を得たい場合は、ルドラクシャを右手に握り「オーム・ナ・マ・シヴァ・ヤ」と唱えてください。
シヴァ神について、詳しくお知りになりたい方はこちらをご覧ください。
シヴァリンガム(シヴァ神のご神像)
➡ シヴァ神
今回ご神木プージャをお申込み頂いた方には漏れなく進呈します。
当院に通院中の方・講座受講中の方には直接お渡しし、そうでない方には後日発送させて頂きます。
今回は、師よりギフトがありましたが、次回はあるかどうかはわかりません。
あるかもしれないし、ないかもしれません。
ご神木プージャはギフトがあるかないかの損得勘定でやるものではなく、信仰心の発露によって参加するものですので、お気持ちが高まりましたらどうぞご参加ください。
さて、次回のご神木プージャは、
12月22日(土)の夜(22時頃)
開催します。
自分の願いの成就を後押ししてほしい方は、下記のページ中にある。「ご神木プージャお申込みフォーム」に必要事項を入力し送信してください。
ご神木プージャは1本1000円以上のご喜捨(お布施)で承っています。
たくさんの方のご参加をお待ちしております。
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