泡姫を癒すOさん

皆さん、こんにちは。
今日は泡姫のお話をします。
泡姫とは、女性には馴染みのない表現でしょうか、ソープ嬢のことを言います。
ソープ嬢とは、男性がお金を払って本番行為をするお相手をするプロの風俗嬢のことです。
泡姫の様な風俗のお仕事は、一般的に汚らわしいと蔑視されています。
確かに、ろくでもない姫もいるのかもしれませんが、中には素晴らしい姫もいます。
弊院にはこれまで何人も風俗嬢のお客様がお見えになりましたが、皆さん優しいお人柄の人ばかりでした。
だから、私にはそのような偏見はまったくありません。
今回は密教瞑想講座の生徒さんの話をご紹介します。
ちなみに、私は風俗店には行きませんので、その世界のことは詳しくは知りません。
さて、この話はOさん(男性)という生徒さんから恋愛相談を持ち掛けられたことから始まります。
Oさんは最近職場の女性に恋をしたのだそうです。
Oさんが女性を好きになるのは実に20年ぶりです!
Oさんは密教瞑想講座の生徒で、昔から悟りを啓くことを目的にインドに行くなどして数々の著名な先生から学んできました。
今は、私のところで勉強をしていて、毎回飛行機で遥々通ってきてくれるプロの治療家です。
そのOさんから恋愛の相談があった時、「私に聞いてもお門違いだろう」と思いました。
しかし、一連の話を聞いて私は、
「いいじゃないですか!頑張って口説いて行けるところまで行ってください!」
と、背中を押してあげました。
一般的に霊性修行では、異性は禁物です。
Oさんは霊性修行のため、20年間女性を断ち、自らを慰めることもして来なかったそうです。
本当に見上げた精神力の持ち主です。
普通の霊性教師であれば、背中を押すことはまずないでしょう。
むしろ、「女性に気を惹かれるとは堕落しているぞ!」とか、「魔道に導かれておるぞ!」みたいなことを言って戒めるかもしれません。
私は、異性に対しては、善である側面と、悪である側面とあると考えていますので、そこは柔軟な姿勢で生徒さんには臨む様にしています。
で、Oさんに対しては、恋する女性にGOを出した訳です。
Oさんは、私の回答に百人力を得た気持ちで、女性をいかに口説こうか日々熱い想いを抱くことになったのです。
そして、20年来の女断ちを解禁するにあたり、向上心の強いOさんはなんとプロ(泡姫=ソープ嬢)に指導を受けに行こうと思い立ちました!
Oさんは私の事を「師匠!」と呼びますが、その泡姫たちのことも「師匠」と呼んでいます(笑)
で、Oさんは性的な指導を受けに泡姫たちのところに行ったのです。
そこで、Oさんは泡姫たちの気(エネルギー)が男性たちによって汚されていることを知りました。
「結構彼女たちは邪気で汚れていて疲れているんです!」
そう言って、Oさんはうちで浄化塩を大量買いして、それを持って彼女たちのところに行きました。
浄化塩を泡姫たちの身体に塗ってあげて浄化してあげるのだそうです。(それは浄化されるでしょうね~)
で、それを風俗店に置いて来る(笑)
だから、ある風俗店にはウチの浄化塩が置いてあったりする訳です。(泡姫の御用達になったら嬉しいですね。)
一般的に風俗嬢は、お客と体と体の触れ合いをする中で相手の邪気を被ります。
風俗嬢という仕事は、性感染症のみならず、相手の邪気を被り心身に不調が生じるというリスクがあります。
特に本番がある店では男性の気(エネルギー)を子宮でもろに受け止めますから、それが良くない気(エネルギー)であった場合、下腹部に邪気が溜まって婦人科系の病気や自律神経の病気になったりしやすいのです。
だから、以前にも時々風俗嬢のお客様が気功治療を受けに来ましたが、気の状態が良くない人が多かった覚えがあります。
その様な事情からOさんは泡姫(風俗嬢)の気(エネルギー)の状態を心配したのでしょう。
Oさんの面白いところは、泡姫を癒すことに一生懸命になって、高いお金を払っていながら全然遊んでいない(=性的なサービスを受けていない)!
癒しに時間がかかって、「遊ぶ時間がなくなっちゃう(´;ω;`)」のだそうです。
こんな奇特な人もいるのですね。
こういう人はきっと功徳を積んでいるのでしょう。
そんなことだから、Oさんは泡姫から学べるものを学べているのか、その辺はサッパリ見当がつきません。
おそらくOさんは泡姫たちを浄化塩や気功の力で癒しながら、自分自身も癒されているのだと思います。
そんなOさんでしたが、職場の好きな女性に告白しようとしていたその日に、その彼女が突如大怪我をして入院することに。
それで彼女は休職して数か月会えないことになってしまいました。
「師匠・・・やっぱり駄目だったのかなぁ」
としょげていました。
私もビックリして何も言えず、「ま、縁がなかったんだろうねぇ・・・」と、まったり慰めてあげました。
➡ 浄化塩
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