【Q&A】「瞑想により、なぜ霊性が高まるのかご教授いただけないでしょうか?」

こんにちは。
今回は読者からの上記のご質問について回答します。
人はこの世界に生を受け、その文化・社会の影響を受けて大人に成長します。
一人一人の物の見方・考え方というものは、親やその社会や学校のものがインプットされていると言えます。
人は、インプットされた様々なルールや道徳に基づいて行動を決定しています。
その様なものの見方・考え方というものは、大なり小なりこの社会における「人間的な視点」であり、往々にして自分自身や自分の身の回りの人や組織の物質的繁栄を志向しています。
それは、端的に言えば、肉体的な快楽と安心を求めていると言えます。
一方で、霊性とは、肉体ではなく魂をベースとするものです。
肉体は数十年のこの世界での生の後にやがて滅びてしまいますが、肉体の中核である魂はエネルギー体であるため死を超えて存続します。
そして、またこの物質世界に違う肉体をまとって誕生します。
魂がなぜ何度も肉体をまとい生まれ変わっている(=輪廻)かと言えば、魂を浄めエネルギーの純化を図るためです。
そして、魂はそのゴールとして神との合一を志向しています。
しかし、人間の魂はエネルギー的汚れ(カルマ・メグリ)があり、そのために清浄なエネルギーである神と合一ができないのです。
魂の浄化が進み波動が精妙になっていけば、やがて神の波動と同調し合一することができるようになります。
そのために、生きている間にすべきことが修行であり、主に瞑想であります。
瞑想にもいろいろと種類がありますが、弊塾で指導をしているマントラ瞑想は、マントラというマジックワードを心中で唱え続けることで神のエネルギーを導き採り入れることができます。
それは教師の伝授を受けてできるようになるものです。
では、マントラ瞑想をして神のエネルギーを取り込むとどうなるのでしょうか?
その成果は、自身の肉体・エネルギー体に取り込んだ気(エネルギー)によって魂が浄化されるのです。
これは、墨汁で一杯のコップに一滴一滴水を落とし、透明にしていく作業に似ています。
カルマに覆われた不浄な魂は、コップ一杯の墨汁の黒い水です。
そして、一滴一滴落とされる透明な水滴が、マントラ瞑想によって取り入れられる神のエネルギーです。
1日1日マントラ瞑想を続けていくことで穢れが多い魂が浄化され光が差していきます。
魂が浄化されていくことが、霊性が向上するということであり、その成果として物事の見方・考え方に変化が現れます。
自分中心に生きている人が多いこの世の中で、自分のことと同じく他者も大事に考えることができる様になります。
執着が少なくなり、愛をコアにして自由に生きられる様になります。
これはエゴ的な視点から、利他的な視点へのシフトと言えます。
それが進めば進む程、「神の視点」に近づいて行っていると言えます。
そして、最終的には愛そのものとなるのです。
→ 水野氣功塾
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