2020年7月 ご神木プージャのご報告 ~グルプルニマ~

こんにちは。
7月4日(土)22時~約40分間恒例のご神木プージャを執り行いました。
今回もたくさんの方々にご参加いただきありがとうございました。
師匠共々厚くお礼申し上げます。
今回の修行は、梅雨の大雨が屋根を叩き、その雨音が響き渡る中、落ち着いた雰囲気で行われました。
折しも、隣県の熊本県では球磨川が氾濫し多くの人が被害を受けていました。
九州、特に熊本県や大分県は地震や水害が近年頻発しています。
私はコロナをまったく心配していませんが、7月・8月に水害があるのではないかと危惧していたところでした。
被害に遭われた方々には、心からお見舞い申し上げます。
さて、7月5日(日)はグルプルニマの祭日です。
グルプルニマとは、インドの祭日で、グル(師)に感謝を捧げる日です。
そのため、今回は師匠のことについて少し語っていきます。
グルという言葉に日本語訳を当てると「師匠」という言葉が適切であろうかと思います。
「先生」というと、少し響きが軽いでしょうか。
霊性修行における師弟の交わりは血を分けた親子の絆よりも濃いと言われます。
私にとっても、師は先生であり、父であり、上司の様な存在です。
一般的に先生というと、何かの分野で指導に当たる立場の人を指しますが、霊性の師匠というともっと濃い繋がりで、人生哲学を教え、霊性向上のための導師となる人物です。
当然ながら、敬意があふれる様に湧いてきて、「師の様に生きてみたい」「師の様になりたい」と思わせるものです。
そのため、人生で師と呼べる人はなかなか見つかるものではなく、師を持てる人は幸せだと思います。
かく言う私もその一人であります。
私は弟子がいるとは公言していません。
私は自己評価が低く、他人の敬意や衆目を集めるに値しませんので、弟子を持てる立場ではないと考え、あえて「生徒」と呼んでいます。
「先生」と呼ばれるのもくすぐったい気持ちで、いつまでたっても落ち着きません。
それでも、私のことを勝手に「師匠!」と呼んでくれる人もいますが、それは言うがままに任せているところです。
私と師匠との関係はかれこれ10年になります。
10年間、毎月の満月行に参加し(祖母の葬儀と引越、あと1回だけ休みました)、インドやインドネシアの修行にも毎回同行させていただきました。
師匠はスケールの大きな人物で、その哲学、発想・思考法に大きな影響を受けました。
「菩薩行(人助け)をせよ」と、損得勘定抜きに決断し、迅速に行動に移しますので、その点は世の多くの人と一線を画しています。
江戸時代末期、西郷隆盛が江戸城の無血開城を成し遂げた山岡鉄舟を評し「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり。」という名言を残しましたが、損得抜きに判断し、損を平気で出来る人は、人物が大きく魅力的に映るものです。
また、一方でそろばん勘定が巧みで、神経質でチマチマとした人物は器が小さく映り魅力に欠けます。(世の中はこういった人が多いのですが)
師匠の数々の菩薩行は、世間の物差しで見て損をしても、それは世のため人のためであり、また神のためにやっている行為であり、「神の御心にのみ問う」という不動の信心があるからこそ為せるものだと思います。
ご神木プージャにしても、一般的には「焚き火をしているのだろう」「原価はかかっていないだろう」くらいしか想像できないかもしれませんが、実際はそうではありません。
高価な香木を惜しげもなくホーマ(護摩炉)にくべて、毎回の様に虎の皮を焼いたりしていますので、「一体いくらかかっているのだろう」と思わずにはいられません。
厳密に計算すれば儲けなど出ていないと思われます。
それでも、困っている人・悩んでいる人・苦しんでいる人のために、少しでも助けになればと心血を注いでプージャに取り組んでいるのです。
また問題を抱えている人のネガティブなエネルギーを浄化しようと炎に向き合っているのですから、それは相当疲れるに違いありません。
師匠は男気がありますので、疲れていても人前で弱音を吐くことは皆無です。
しかし、師匠の傍にいる人からは、「行のあと2~3日ぐったりしています」とその様子をこっそり伺うこともあります。
今回の修行で「前に比べると大分顔色がよくなったなあ」と師匠から言われました。
私は数ある弟子の中でもとりわけ手がかかる不肖の弟子であり、お客様の邪気を受けてボロボロになってようやく行場に辿り着き、師匠にヒーリングをしてもらい助けていただくことがよくありました。
そんな時は具合が悪く青ざめた顔をしていて、生気も消耗していたのです。
そんな危機もこれまで数え切れない程あり、その度に命を救ってもらった覚えがあります。
本当に感謝しても感謝してもしきれないとは、このことです。
最近は大分そんな場面も少なくなりましたし、たとえそうであっても師匠の手を煩わせてはいけないと思い、なるべく自力で解決する様に努めています。
そんな師匠も70才を超えて、見る度に仙人の風格が増している様に感じます。
師匠は、
「ご神木プージャは自分の生きがいだ」
と、言われます。
ご神木プージャという余人の為せぬ技を以て、余生を苦しんでいる人の助けに捧げていこうと決心しているのでしょう。
皆様、もし「ご神木プージャに参加して何か良い変化があった」、「問題が解決して心が楽になった」、「病気が良くなった」・・・などの体験がありましたら、どうぞ私までメールで教えてください。
また、「邪気祓い開運堂」で法具を購入し、何か良いことがありましたらメールしてください。
私がそれを師匠までお届けします。
皆さまの喜びの声は師匠の活力源になっています。
今後共末永くご愛顧の程宜しくお願い致します。
以下、ギフトと次回のプージャのご案内です。
最近は、Twitterで正確な開始時間を告知しているため、その時間に合わせて瞑想やお祈りをされている人が増えてきている様です。
22時からの開始に合わせて一緒にお祈りをしてくださった方は、シヴァのマントラ(オーム・ナ・マ・シヴァ・ヤ)を唱えていたことと思います。
そして、気に敏感な方は「凄いエネルギーが来ている!」「プージャが終わった頃、身体が軽くなる!」と嬉しいご感想をメールで寄せてくれる人も少なくありません。
プージャのエネルギーを感じることができたら、プージャに参加している実感がより高まるから喜ばしいことではありますが、感じる感じないは気(エネルギー)への感度の個人差があるため気にする必要はありません。
肝心なのは、プージャに参加し共に神仏にご祈願することで、お悩みの問題となっているカルマ(業/因縁/メグリ)のエネルギーが浄化され、願意到達に着実に近づいているということです。
また、今回も参加者の皆様に師匠より特別のギフトを預かりました。
今回も、「龍眼菩提樹」のお守りをいただきました。
今回、龍眼菩提樹の恩恵に授かった人は幸運だと思います!
龍眼菩提樹は、菩提樹の突然変異でできた大変珍しい実です。
実に3~5個の穴があり、そこに龍が棲むという言い伝えがあります。
その恩恵は、次の通りです。
l 無量の福、最勝の益を得る。 l 浄化・平静・調和・寛容・高い意思に導く |
、
このルドラクシャは、今回のプージャでプリースト(司祭)の師匠が神のエネルギーを封入しています。
形は小さいものですが、ご神像と思い大切にご活用いただければ幸いです。
ルドラクシャは、菩提樹の木の実で、神の雫(しずく)とも言われます。
菩提樹といえば仏陀がその木の下で悟りを啓いたことで有名です。
菩提樹の名前は、菩提がゴータマ・ブッダの別名であったボーディ (Bhodhi) から来ています。
つまり、「菩提樹」は「ブッダの木」を意味しています。
インドの聖者や修行者は、首からルドラクシャのネックレス(ジャパマーラ)を下げています。
私も気功治療の際にいつも首から下げていますから、ご存知の方も多いことでしょう。(右のプロフィールの写真をご覧ください)
また、ルドラクシャは、水や水晶と並んで気(エネルギー)を蓄えやすい性質があります。
インドの聖者は、瞑想の際にこのルドラクシャのネックレス(=ジャパマーラ)を指でくくってマントラ(真言)を唱える修行をします。
修行を重ねるにつれ、ジャパマーラにマントラのエネルギーが充填され、ジャパマーラは益々強いエネルギーになっていきます。
そのため、聖者の修行レベルを計るには、その人自身とジャパマーラのエネルギーを見れば容易に判定がつく訳です。
ルドラクシャをお渡しする際に秘伝の「龍のオイル」を拭き取らずそのままお渡ししています。
そのためルドラクシャはオイルが付いている状態です。
お手数ではありますが、ご自身で「龍のオイル」を布で拭き取ってヒーリングスティックなどの法具や大切なアクセサリーに塗って浄化・パワーアップに活用してみてください。
そして、目に見えない不思議なご縁(神縁)があって手に入ったものですのですので、ルドラクシャをたかが飾りと思わず永く大切にして頂けたら嬉しく思います。
また、このルドラクシャを手に持って瞑想をすればパワー(神気)を頂けます。
また痛みや症状があるところに直接当てても良いでしょう。
その際は、シヴァ神のマントラを唱えてみてください。
シヴァ神のマントラは、
オーム ナ マ シヴァ ヤ
です。
これを幾度も繰り返し心で唱えます。
また、何かお祈りをする時やシヴァ神のご加護を得たい場合は、ルドラクシャを右手に握り「オーム・ナ・マ・シヴァ・ヤ」と唱えてください。
シヴァ神について、詳しくお知りになりたい方はこちらをご覧ください。
シヴァリンガム(シヴァ神のご神像)
➡ シヴァ神
今回ご神木プージャをお申込み頂いた方には漏れなく進呈します。
当院に通院中の方・講座受講中の方には直接お渡しし、そうでない方には後日発送させて頂きます。
もし、前回のプージャのギフトが届いていない場合はご連絡ください。
今回は、師よりギフトがありましたが、次回はあるかどうかはわかりません。
あるかもしれないし、ないかもしれません。
ご神木プージャはギフトがあるかないかの損得勘定でやるものではなく、信仰心の発露によって参加するものですので、お気持ちが高まりましたらどうぞご参加ください。
さて、次回のご神木プージャは、
8月1日(土)の夜(22時頃)
開催します。
ご神木の締め切りは、7月28日火曜日です。
※締め切りを過ぎて到着したご神木は次月に回させていただきます。こちらから特に連絡は差し上げませんので、ゆとりをもってお届け願います。
自分の願いの成就を後押ししてほしい方は、下記のページ中にある。「ご神木プージャお申込みフォーム」に必要事項を入力し送信してください。
ご神木プージャは1本1000円以上のご喜捨(お布施)で承っています。
たくさんの方のご参加をお待ちしております。
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