不妊にまつわる深い深い原因のお話
category: 気功の施術の現場で

私は「外気功療法さいたま院」でスピリチュアル・カフェという施術なしの相談時間を設けています。

今日はUさん(47歳)が不妊のお悩みでご来院になりました。
ご結婚18年になるU様はお子様がいません。
20代、30代の時はお子様をほしいとは思わなかったそうです。
しかし、今は自分の両親は既に他界していて、兄弟もない一人っ子で40代になりお子様をほしいと思うようになりました。
ご主人様は出張がちで2~3ヶ月家を空けることが度々で、またUさんが仕事をするのは反対という方針だったので、Uさんは独り寂しく悶々と家で過ごしてきたそうです。
「普通の人には贅沢に思えるかもしれませんが、時間がありすぎて辛いのです。」
と、言います。
私は、普段の睡眠時間も短く何もせずボーとする時間がほとんどありませんので、それを聞くと本当に贅沢だと思えてしまいます。
しかし、Uさんにとってそれは苦痛にしかならないのでしょう。
しかし、40歳を過ぎた頃から更年期のためか体調が思わしくない日が多くなると同時にご主人様も病気がちになりました。
そのため夫婦のご関係は長い期間なく、お子様を作るには人工授精か体外受精の方法をとるしかありません。
ご主人様は自然なやり方を希望していたためそれをずっと反対していましたが、そうは言っても体調不良で子作りをすることはできません。
最近になり、ご主人様はようやくその様な方法もいいかと思い始めたところUさんは生理が止まってしまい、更に更年期の症状もひどくなっていきました。
おそらく冷え性がひどいのでしょう、今日は日中30℃位になっていましたがスキーに行くような分厚い靴下を履いています。
冷えがあるということは子宮の状態も良くないことが容易に推察されます。
Uさんはそれでも子供がほしいと強く望んでいます。
Uさんは余り家を出ないのでしょうか、仕事や趣味で楽しく過ごしている感じがありません。
生理が来なくなって体調不良で何もできない日が多く、家に籠り独りで子供のことばかり考えていると言います。
誰にも相談する人がいなく、煮詰まってしまってそれで私の「スピリチュアル・カフェ」をお申込みされました。
私はUさんと対面してすぐに妊娠できるお身体ではないとわかりました。
私はこれまでたくさんの不妊症・不育症の方をみてきているので、気(エネルギー)の状態でわかります。
気(エネルギー)の状態が良くないと妊娠できないか、もしできても受精卵がうまく育ちません。
女性にとって出産は一大事業ですから、それに耐えられるだけの健康な身体でないと乗り切ることはできないと考えます。
特に頭の中が子供のことで一杯になっているのが伝わってきます。
くよくよとあれこれ思い悩む人は頭に気(エネルギー)が昇りますが、Uさんもまさに頭が煮詰まっている状態に感じられます。
対面して話を聞いているだけで、私も身体がだるく頭が痛くなって来ました。(スピリチュアル・カフェの後もしばらく頭痛がしていました。)
その様な気(エネルギー)の状態では子供が胎内で育ちにくいものと思います。
「まず、Uさんは気(エネルギー)の状態を良くしてお身体をもっと元気になる様にしていく必要があります。」
「今の状態では妊娠は難しいと思いますよ。」と柔らかい表現で伝えました。
そして、この様にも話しました。
「よく不妊症の方にお話しすることです。この世界の法則です。それは余りに強烈に今ほしいと望むものは手に入りにくいということです。だから一旦お子様をほしいという気持ちを横に置いて自分の人生を元気に充実させた方がよいと思います。そうして、願望を一旦棚上げして忘れてしまうとふとした時にそれが手に入ることが多いのです。」と。
不妊症の方はもう時間がない、何が何でも今ほしいという気持ちが強烈です。
それしか見えない状態で、執着になってしまっていますので、それでは私は手に入りにくいと思うのです。
今回は不妊症で、子供がほしいというケースですが、この法則は他のことにも当てはまります。
強く望むのも良いのですが、それをいつまでも手放さないのではダメだと思います。
強く望んだ後は、握り締めている手を緩めて、後は神様にお任せで委ねる位が適当でしょう。
一旦それを忘れて健全な精神状態になって体調も整えば自然と妊娠しやすいコンディションが整います。
冷えとり健康法を実践しているということで効果が出て来ていると言っていましたが、メンタルがネガティブな状態では身体はなかなか変わりません。
だから私は今の自分の人生をもっと充実させて、楽しくしていくことをアドバイスしました。
ずっと家に篭っているのではなく、趣味でもボランティアでも何でも良いので社会で人と関わるのが大事でしょう。
生理がしばらく来ていないということですが、上がってしまったのか、止まっているのかはわかりません。
生理はメンタルの状態と関係がありますので、気持ちが前向きになっていくと再開する可能性はあるでしょう。
「47歳だから・・・」という年齢的な表現をよく口にされましたので、私はこうお伝えしました。
「年齢というのは、自分で規定しているのですよ。○才だからというのが無意識にあるとその様な身体になっていきます。50歳でも全然若く見える人もいますし、30代でも老けて見える人もいるでしょう。」
「今は大分お疲れの様に見えますけれど、気持ちの持ち方、日々の過ごし方で若返っていきますよ。」とアドバイスしました。
ここまでは、現実的なアドバイスでした。
「ここからの話は私が感じたままをお話しますので、作り話と聞いて頂いても結構です。」と前置きをして話を始めました。
「Uさんはおそらく過去世でお子様、・・・ん~、多分小学生位でしょうか、その子を亡くされた経験があって、それが普通の人以上に大きな悲しみと喪失感で大きなショックを受けたことがあるのではないかと思います。」
「子供を亡くせば、誰でも大きな悲しみがあるでしょうが、とりわけUさんはそれが何倍も大きかったのでしょう・・・」
「それで、その後の人生はその子の弔いに費やした様です。何か巡礼の様なことをしていた感じがします・・・」
「だから、多分・・・若い時は過去世のお気持ちを引きずっていてお子様を欲しいと思えなかったのではないでしょうか。でも今は欲しいと思うようになって、また子育てにチャレンジする気持ちになっているのではと思います。」
と、この様な主旨のスピリチュアルな話をお伝えした次第です。
すると、
「先生のお話は分かります」と話始めました。
「私は30代の頃、子供を妊娠したこともないのに、子供を亡くす夢をよく見ていたのです。朝起きるとどうしてこの様な夢を見るのだろうと思っていました。」
「あの時は、子育てをする自信はありませんでした。でも今は、その時と違って子育てができる様な気がします。」
私たちはこの世に生まれてくる前に人生のブループリント(青写真)を持っていると言われています。
ひょっとするとUさんの場合、過去世の出来事から今世では子供を持たないことを決めているのかもしれません。
しかし、人生はフィックス(固定)されているものではありません。
人生は選択の連続で、困難や壁はあっても意思によって乗り越えていけるものと思います。
Uさんの場合、お身体の状態がまだ整っていないのでまだまだハードルは高いのでしょうが、希望を持って人生を積極的に過ごしていくことで目標に近づいていってほしいと思います。

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