立夏の夜に訪れた見えないお客様
category: 気功の施術の現場で

GWのインド修行を終えて、休みもとらず早々に仕事を開始したある日の夜の話です。
当院に来るお客様で霊的な要因で病気になっている人は多くいます。
私にはある感覚があり、霊障の方が近づいてくるとあとどれくらいの時間で到着するか未然にわかります。
それはほとんど外れたことがありません。
その日もその感覚があり、かなり強い霊の力が来ているのを感じました。
「今度のお客様はちょっとやっかいかな・・・」
と思い、その準備として自分の気力を上げるための瞑想をして到着を待っていました。
しかし、予約時間の19時になってもお客様は来ません。
遅れてお客様が到着されるのは珍しくありませんし、その感覚は外れたことがないので間もなく来るだろうと待っていました。
しかし、誰も来ず「おかしい」と思い始めた矢先のこと・・・急に自分の身体に何か霊的なものが作用してきたのを感じ苦しくなりました。
「何だ、これはっ!!!」
苦しさは増すばかりで、「これはいかん!お客様がもう来てしまう!」と思ったものの、その苦しさに耐え兼ねトイレに駆け込みました。
その時は私しか院内におりませんでしたので、お客様が到着されると玄関のドアを開けることができません。
早くトイレから出なければと思いつつも、苦しさは容易にとれずトイレで唸っていました。
随分長い時間そうしていて、苦しさが過ぎ去った頃には夜の20時を回っていました。
「あれ、結局お客様は来なかったじゃないか・・・来るはずだったのにおかしいな」と首をかしげ、「まぁいいか・・・無断キャンセルか・・・」と仕事に戻りました。
その日の仕事を終えて帰宅途中にふとキャンセルした人の名前が脳裏に浮かびました。
それで私は「あぁ、そうか」と合点がいったのでした。
来なかった方の名前はRさんで、以前に末期がんの施術をした人と同じ名前でした。
少し珍しい名前なので、予約が入った時にほんの一瞬「あ、同じだ」と思ったことを、その時思い出しました。
Rさんは末期がんでも後期の末期がんで旅立ちの寸前まで施術をしていたものです。
無断キャンセルで来なかったお客様は、実は当院に来ていたのでした。
それは肉体を持った人間ではなくRさんの霊体だったのだと思います。
予約が入った時の状況を振り返ると、発信先が「非通知」になっていたことを思い出しました。
霊は時々非通知で電話を私にかけてきます。
Rさんは肉体を失ってもまだあの世との狭間の世界(幽現界)で苦しんでいたのでしょう。
私のところに助けを求めに来たのに違いありません。
私は顕在意識では霊とコミュニケーションがとれませんので、Rさんとはわかりませんでした。
何か変なのが来たなと苦しんで、この苦しみはどうしてだと思っていましたが、その苦しみはRさんご自身の苦しみだったのでしょう。
我が身を持ってRさんの苦しみを体験したわけです。
ちょうど施術時間が終わるころになると身体が楽になったのでお帰りになったに違いありません。
鈍感で、相手の正体がすぐにわからないのでお役に立つ様なことをしてあげられませんでした。
せっかく来て頂いたのに可哀そうなことをしたものです。
今こうして文章を書いていると過去にも同じようなことがあったなぁと別件を思い出しました。
ある時には、お亡くなりになった人に誘導されてその人の代わりに私のところに来たお客様もいました。
またある時には、霊の口寄せ(※霊を憑依させてその霊の意志を伝える人)となっていた女性が大阪から私の所に到着し、施術が始まるや否や次から次に色々な霊が彼女の声帯を使って違う声で話し出し、時間をかけて説得のした結果33体成仏したこともありました。
見えない世界に片足を突っ込んだ仕事をしていると日頃から不思議なことに遭遇するものです。
いつもご愛読頂きありがとうございます。
読者の皆様の健康と幸せを今日も祈念致します。
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