ハミングバードの孤軍奮闘
category: 気功の施術の現場で

ハミングバード(ハチドリ)
皆さん、こんにちは。
私は日々気功治療をしている時、目の前のお客様の苦しみを取り除いてあげたいと強く思って当たっています。
その時意識するのは、その苦しみの元となっている邪気を浄化するということです。
邪気とは何でしょうか?
それにはいろいろとありますが人のネガティブな感情のエネルギー、土地・建物から来るエネルギー、霊的なエネルギー、カルマ・・・などが主なものになります。
この世界はプラスのエネルギーとマイナスのエネルギーが50:50の割合で存在していると言われています。
私自身はプラス(善)の部分になる50の内の一部と考えていますが、この世界には善に相当する力の悪(ブラック)が存在する訳です。

神 ⇔ 悪魔
善 ⇔ 悪
プラス ⇔ マイナス
ポジティブ ⇔ ネガティブ
光 ⇔ 闇
正 ⇔ 負
ライトサイド ⇔ ダークサイド
光明 ⇔ 暗黒
※表現はいろいろです
私はお客様に顕現しているネガティブ(負)なエネルギーは深いレベルではこの世界を二分するところに由来するものと考えてそれを浄化しようとしています。
つまり、お客様個々人に現れている邪気のもっともっと深いレベルを見つめている訳です。
私の様な小さな存在、小さな力で巨大なネガティブ(闇)なエネルギーを浄化しつくすことができるのか??
・・・・まぁ焼け石に水という言葉が適切に思えてしまいます。
それに似た話が南米アンデスにあります。
ハチドリはハミングバードとも言って、体重が2~20gしかない最も小さい部類の鳥類です。
森が燃えていました。
森の生き物たちは我先にと逃げていきました。
でもクリキンディという名のハチドリだけは 行ったり来たり くちばしで水のしずくを一滴運んでは 火の上に落としていきます。
動物たちがそれを見て 「そんなことをして いったい何になるんだ」 と言って笑います。
クリキンディは こう答えました。
「私は、私にできることをしているだけ」
実際は私一人がネガティブなエネルギーを浄化してようとしているのではなく、多くの無名のライトワーカーが同じ思いで日々奮闘していることでしょう。
ハチドリのクリキンディの他にも見えないところで火消しに頑張っている動物もいるかもしれません。
気功治療家として開業した頃はお客様の痛みがとれたとか治ったとか、その様なことが無上の喜びで(もっとも今もそれは喜びではありますが)、色々な施術のテクニックを勉強しては満足していたものですが、今の心境はもっと大きなものを癒す者でありたいと思い気功治療に取り組んでいるのです。
人はみな大なり小なり苦しみを抱えています。
私もかつてはそうでした。
私自身も大きな課題があってそれがふとした折に意識に昇ってきて苦しみの渦に巻き込まれ煩悶していました。
苦しみがあるというのはそれが現れてくる元のエネルギーがどこかの次元に存在すると考えるのが妥当です。
お客様に現れているネガティブなエネルギーを気功治療によって浄化し、元の元のネガティブなエネルギーが早く消えてなくなればいいと思うのです。
だからお客様が苦しんでいるのを見て、かつての私がそうだった様に早くそこから抜け出てほしいと応援する気持ちが湧いてきます。
苦しい気持ちは少なからず分かるので、頑張って乗り切ってほしいと願っているのです。

折しも昨日11月21日の空はとても高く澄み切っていてとても綺麗でした。
切れ切れに流れる様な雲が爽やかに浮かんでいて、空を見ているとこの星に生まれてきて良かったと実感します。
ふと、Tさんがまた泣いているのではないかと感じました。
Tさんは30台半ばのクールビューティーという言葉が似合う綺麗な方で、月に1回位来院して子宮の病気を癒しています。
いつも対面して話をする時に、長い足を組んで座って、手で長い黒髪をかき分けながらお話しするので、私の中で彼女はクールビューティーなのです。
クールビューティーで強がりなので私の前では泣いたりしませんが、よく一人で泣いていると漏らしていました。
それで、また泣いているのではないかとピンと来た訳です。

その日の夕方彼女が来院すると、「とても辛いことがあった」と言うではありませんか。
聞けば、また失恋をして泣いていたということでした。
彼女は父親の愛情が乏しい環境で育ってきたので、父親に似た人がいると無意識で恋愛感情が沸き上がって強い執着になって悶え苦しむのです。
父の愛を強烈に求める気持ちが恋愛対象に投影されていて、その執着の強さは余人に伺えないところがあります。
自分の思いが相手の男性に伝わらず失恋をしてしまい、ここ2週間位泣き過ごしていたそうです。
恋愛依存体質のTさんは両親が若くして離婚してしまったために父親の愛をほとんど受けていません。
むしろ子供の頃は父を憎んでいたといいます。
それが胸のハートチャクラの奥で恐ろしい程のネガティブなエネルギー(邪気)として残っています。
実はTさんのお父さまはギャンブル依存症だったそうで、借金をたくさん作ったあげくに離婚しました。
お父さまもまたギャンブルに依存し心に空いた満たされぬ思いを埋めようと苦しんでいたのでしょう。
当時は今の様に、心の病への理解やそれを治す環境も整っていなかったので苦しみを癒す術がなく長く苦しんでいたに違いありません。
今はそれをTさんはよく分かっていて、「憎んでいた父を分かってあげることがようやくできる様になった。」と言います。
TさんもTさんのお父さまも愛に満たされないところから苦悩が出てきました。
世代を超えてそれは長く続いているのです。
愛に満たされず苦しんでいる人がどれ程この世界に多くいるのでしょうか。
それは形を変えてこの世界の苦しみとなって顕現し、人の悩みや災難や戦争などになって体験することになります。
私は見た目の通り無骨な男ではありますが、少しでも温かい思いやエネルギーが伝播して人の苦しみがなくなってほしいと願うと涙が出てきます。

苦しみに耐えている人は、青い空を見上げてください。
また、朝夕の綺麗で温かい太陽の光を浴びてください。
「美しいなぁ」
「きれいだなぁ」
と、感じます。
美はこの世界における神の表れです。
それがある限り、苦しんでいる人は近い将来必ず癒され救われます。
いつもご愛読頂きありがとうございます。
読者の皆様の健康と幸せを今日も祈念致します。
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