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聖なる(?)クリスマス・イブに思うこと

category: 歴史・大和魂  

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皆さん、こんにちは。

今夜はこれからクリスマス・イブ、明日はクリスマスです。
チビッ子たちはサンタさんからプレゼントを貰える1年で最もワクワクする夜です。

クリスマスは日本全体すっかりお祭りムードですが、実のところ一体何のお祭りかというとよくわかりません。
多くの人はイエス・キリストの誕生日と思っていますが、イエス・キリストの誕生日ではないのです。
新約聖書にはその様な記述はありません。
「イエス・キリストの降誕を祝う日」というのがクリスマスであって、正確には誕生日ではありません。

私は別にクリスマスが嫌いという訳ではありませんが、私の場合は特に何の感慨もないので普段と生活が変わるところはありません。
クリスマス・イブの夜でも病気のお客様は来院しますので。



それよりかは23日の天皇誕生日の方が余程おめでたいと思います。
日本人は11月初旬からクリスマスに浮かれている場合ではなく、天皇の誕生日を静かに祝うべきでしょう。

天皇陛下は今年82才になられました。
会見で陛下は、



「この1年を振り返ると様々な面で先の戦争のことを考えて過ごした1年だった様に思います。」

「年々戦争を知らない世代が増加していきますが、先の戦争のことを十分に知り、考えを深めていくことが日本の将来にとって極めて大切なことと思います。」

と、述べられました。
全会見約13分の中で実に半分の時間を戦争に割き言及しています。
これには天皇陛下の戦争に対する強いメッセージが込められています。
以下、天皇陛下の会見で戦争について語った全文です。







今年は先の大戦が終結して70年という節目の年に当たります。この戦争においては、軍人以外の人々も含め、誠に多くの人命が失われました。平和であったならば、社会の様々な分野で有意義な人生を送ったであろう人々が命を失ったわけであり、このことを考えると、非常に心が痛みます。

軍人以外に戦争によって生命にかかわる大きな犠牲を払った人々として、民間の船の船員があります。将来は外国航路の船員になることも夢見た人々が、民間の船を徴用して軍人や軍用物資などをのせる輸送船の船員として働き、敵の攻撃によって命を失いました。日本は海に囲まれ、海運国として発展していました。私も小さい時、船の絵葉書を見て楽しんだことがありますが、それらの船は、病院船として残った氷川丸以外は、ほとんど海に沈んだということを後に知りました。制空権がなく、輸送船を守るべき軍艦などもない状況下でも、輸送業務に携わらなければならなかった船員の気持ちを本当に痛ましく思います。今年の6月には第45回戦没・殉職船員追悼式が神奈川県の戦没船員の碑の前で行われ、亡くなった船員のことを思い、供花しました。

この節目の年に当たり、かつて日本の委任統治領であったパラオ共和国を皇后と共に訪問し、ペリリュー島にある日本政府の建立した西太平洋戦没者の碑と米国陸軍第81歩兵師団慰霊碑に供花しました。パラオ共和国大統領御夫妻、マーシャル諸島共和国大統領御夫妻、ミクロネシア連邦大統領御夫妻もこの訪問に同行してくださったことを深く感謝しています。この戦没者の碑の先にはアンガウル島があり、そこでも激戦により多くの人々が亡くなりました。アンガウル島は、今、激しい戦闘が行われた所とは思えないような木々の茂る緑の島となっています。空から見たパラオ共和国は珊瑚礁(さんごしょう)に囲まれた美しい島々からなっています。しかし、この海には無数の不発弾が沈んでおり、今日、技術を持った元海上自衛隊員がその処理に従事しています。危険を伴う作業であり、この海が安全になるまでにはまだ大変な時間のかかることと知りました。先の戦争が、島々に住む人々に大きな負担をかけるようになってしまったことを忘れてはならないと思います。

パラオ訪問の後、夏には宮城県の北原尾、栃木県の千振、長野県の大日向と戦後の引揚者が入植した開拓の地を訪ねました。外地での開拓で多大な努力を払った人々が、引き揚げの困難を経、不毛に近い土地を必死に耕し、家畜を飼い、生活を立てた苦労がしのばれました。北原尾は、北のパラオという意味で、パラオから引き揚げてきた人々が入植したところです。

この1年を振り返ると、様々な面で先の戦争のことを考えて過ごした1年だったように思います。年々、戦争を知らない世代が増加していきますが、先の戦争のことを十分に知り、考えを深めていくことが日本の将来にとって極めて大切なことと思います。







天皇陛下も戦後70年のこの年に戦争のことをよく考えたと述べられましたが、私もこの1年大東亜戦争についてのたくさんの本を読み勉強しました。
そして、知れば知る程、学校教育で受けた内容と史実がかけ離れていることを改めて知りました。

天皇陛下が「先の戦争のことを十分に知り、考えを深めていくことが日本の将来にとって極めて大切なことと思います。」と述べられたのは、戦争の悲惨さや酷さだけではなく、戦争に至った経緯や戦争の意義などについての「考えを深めていく」ことが大切だとおっしゃっているのでしょう。

つまり、私たち日本人の祖父たちが大東亜戦争で各国に戦争をしかけ悪いことをした、迷惑をかけたという「自虐史観」を持つのではなく、大東亜戦争によって白人による植民地支配からアジアを解放した意義などを知らなければならないのだとおっしゃっている様に私には思えます。

また、戦争に至った経緯も石油資源のルートを断たれて止むを得ないところまで追い詰められたということを忘れてはならないと思います。
時の東条英機首相は、戦争を避けるべく平和への最大の努力をはらいましたが、むしろアメリカが戦争を強く欲していたために起こったものであるということも重要な点です。
開戦のきっかけになったハワイの真珠湾攻撃以前にアメリカが中国経由で日本を空爆する具体的計画が存在しています。


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(出典:広島市

広島の原爆慰霊碑には「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」と刻まれています。
これは主語が抜けていますが、普通に文意を読めば日本人が過ちをしたから原爆を落とされたのだという様にとれます。
これなども「何をか言わんや」で怒髪天を衝く(つく)とはこのことです。

日本人の大和魂が復活するためには、日本人一人ひとりが正しい史観を持ち、日本人であることに誇りを持つことが欠かせないものと私は思います。
今の日本人の多くはそれが欠けているため魂のないふにゃふにゃな民族の様に感じられます。

天皇陛下の短い会見の意図を汲み、その様なことを考えました。


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2015_12_25

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プロフィール

水野博友

Author:水野博友
気功家・ヒーラー・瞑想家
気功で人の病気や苦しみを癒すヒーラー

愛知県出身、早稲田大学商学部卒。
埼玉県さいたま市浦和区で気功治療院「水野気功療法院」を開業、肉体の病~精神の病まで日夜 気功の施術を行っている。遠隔気功の実績も豊富。
満月時は日本の山に籠り密教修行を行う、また2011年より定期的にインド・ヒマラヤ、インドネシアに渡り様々な聖者の指導を受けて霊性修行に励んでいる。

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